全世界へ誤解を恐れず意思を表明する覚悟。
自分の意思を表明する事は、時として勇気が必要な場面が多いと思います。
時として称賛される事もあれば、避難される事もあります。
特に表明した意思に対する事よりも別の意思、例えば悪意を持ったそれは、深く傷つく事となります。
言葉のコミュニケーションは地球の生物として、明確に確認できるのは人間だけとされています。
しかし、その言葉も話す人と聞く人の文化の違いで大きく異なる事が多々あります。
例えば「青空」。
今日はいい天気で素敵な「青空」だと私が言った時の事。
カルフォルニア出身の彼は「この程度は青空に入らない」と言いました。
東京が薄曇りと感じるその日。
北陸から来た取引先は、久しぶりに「青空」を見たと言いました。
同じ「青空」という言葉でも、人によりその感覚は様々です。
同じ言葉でも、それぐらい伝わり方も、受け取り方も違います。
故に意思を統一するには、繰り返し互いの言葉を尽くす必要があると考えるのです。
自分の意思以上に伝わり、相手がとてもよく受け取ってくれる。
傷つけるつもりはないのに、言葉が刃となって相手を傷つける。
人間が便利に使う言葉というものが、便利にも不便にもなります。
全ての文章は必ず書き手の意思を反映します。
目的がない文章は、書き方か漢字練習ぐらいですね。
アメリカのバイデン大統領の就任式で、自らが作り上げた誌を朗読したアマンダ・ゴーマンさん。
22歳と言う若さ、言語障害というハンデ、そして全米へ、全世界へ誤解を恐れず意思を表明する覚悟。
素晴らしいです。
We lay down our arms so we can reach out our arms to one another.
We seek harm to none and harmony for all.Let the globe, if nothing else, say this is true
That even as we grieved, we grew.
That even as we hurt, we hoped.
That even as we tired, we tried.私たちはお互いに手を差し伸べることができるように、振り上げた手を下ろす。
私たちは誰も傷つけない、すべての人との調和のため。地球上に何もなくても、これが真実だと言おう。
私たちは悲しみながらも、成長した。
私たちは傷つきながらも、希望を持った。
たとえ疲れても、挑戦した。「The Hill We Climb(私たちが登る丘)」より抜粋。
アマンダ・ゴーマン
あやしい和訳 ケンシロウ
目撃された宇宙人が、地球人に話しかける。
その体験をした人々は言語ではなく、脳に語りかけられるようだったと話すのを聞いた事があります。
骨伝導よろしく、言葉というフィルターを通さずに意思の疎通が可能となる。
これならば、誤解はなく的確に伝わるかもしれません。
でも、考えている事が全て伝わってしまったら、それはそれで余計な問題も起こりそうです。
街できれいな人を見かけて、きれいな人と思った事が、そのきれいな人にいちいち伝わったら大変です。
言葉は様々な不便を乗り越えなければなりませんが、それは神様が人間に与えたレッスンかもしれません。
自分の思いを相手にどう伝えるか。
それは言葉だけでなく、生き方そのものであったりもします。
また、反対に言葉が凶器になる事を認識する事も、人として成長してゆく過程で必要。
そうレッスンの一環として、人間の課題にしたと思います。
抜粋したアマンダ・ゴーマンさんの詩の、この部分が好きです。
我々が理解をする努力をあきらめずに続け、いつかその努力が実る日が来る事を予感させてくれます。
22歳の時に、自分はこんな事を考えられなかったなぁ…。
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