復活…とは、こういう事なのだろうと思います。
SNSにおける人と人との関係は極めて希薄と私は感じています。
SNS上で表明した意見に多くの知らない方からの賛同を得たり、相談をいただく事も。
誤りの指摘や誹謗中傷など様々です。
現在の仕事が商取引なので、ワッーと売れる商品やサービスは非常に寿命が短いと感じています。
ペースはゆっくりながら、着実に販売される商品やサービスの方が商品の寿命も長いし、結果実績も大きいのです。
また、そこから派生する商品やサービスも多いと思っています。
LINEは家族のみ。
facebookとツィッターも利用していません。
勿論、インスタグラムも。
SNSはこのブログのみです。
ブログを始めた頃はアクセス数も気になったし、「いいね」なんてされるとうれしかったのです。
ところがしばらくして、記事を書くのにその事を意識する自分を感じ始めたのです。
今までも記事を書く時は、こんなつたない内容でも下書きをし、内容や誤字脱字を確認しています。
それでも誤字脱字はあるし、後から読み直して内容の稚拙さに頭を抱える事も度々あります。
評価される事は率直にうれしいのです。
しかし、私の場合はその事に意識を囚われ過ぎた事があったのです。
評価される事を想定し、そんな記事を書いた事があります。
読んでいただける方を意識するのは当たり前だと思います。
例えば、現在の仕事業界の人のみが使う言葉を利用しても、記事の趣旨を理解頂くには何も役に立ちません。
それを理解するのは特定の人だけです。
言葉や表現を変える必要がありますよね。
そんな記事は稚拙さを二乗したようなもので、恥の上塗りの様な気持ちになりました。
一度、アップした後にそんな記事を削除した事があります。
それから評価される事を意識した記事は、書かないように努めてきました。
それでも隠し切れないその気持ちは否定出来ず、あると思います。
SNS上で多くの評価と共に、たくさんの人が見てくれる事があります。
人がたくさん集まってきます。
でも、さっきの商品やサービスの販売に同じく、集まるのは早いのですが、去るのもまた早いです。
例えて、クラブのきれいなお姉さんと同じです。
その時は楽しくても享楽は終わり、フト我に帰った時たまらなくさびしくなったり、むなしくなったり…。
最近は仕事以外でクラブのきれいなお姉さんにも興味なく、すっかり枯れておりますが…。
一見、SNSで出来る関係は即効的で、簡単な部分があります。
しかし、妻や子供、親に親戚。
近所のおじさん、おばさん。
お隣の夫婦‥など。
面倒くさい関係があります。
これには手間と時間が必要です。
こうして出来上がる、この人と人との関係は、長い時間をかけて互いを理解する事となります。
集まるのは、早くありません。
そのかわり、去るのも早くありません。
やっかいな部分も多くありますが、ネット空間にないリアルがあります。
本当に困った時は、こういう関係の中にいる人が頼りになります。
電車男の物語もあるので一概には言えませんが、ネットで賛同してくれた人もクラブのきれいなお姉さんも、現実では助けにならない事があります。
50の齢を重ね、これまで多くの出会いがありました。
その中で忘れる事の出来ない出会いが多くあります。
心を託してくれた人。
心を授けてくれた人。
心を教えてくれた人。
もうダメか…と思ったその時に、心を託してくれた人の言葉がよみがえります。
よみがえった言葉に、もう一度がんばるんだと力が湧いてくる事があります。
投げ出したくなったその時に、心を授けてくれた人の言葉がよみがえります。
よみがえった言葉に、ここで諦めてはいけないと気持ちを新たにします。
怒りや哀しみ、絶望に気力を失うその時に、心を授けてくれた人の言葉がよみがえります。
よみがえった言葉に、生きなければならないという気持ちが心を強くします。
今でも、会える人がいます。
もう、会えない人もいます。
残念ながら会う事は出来ませんでしたが、心を残してくれた人がいます。
残された作品に心を感じる事があります。
ある日、これまでわからなかった言葉に、その意味を理解する時。
生前の言葉が、何を伝えたかったか知る時。
理解できなかった行動の意味を、理解出来たその時とその意味を知る時。
復活…とは、こういう事なのだろうと思います。
心は心によみがえり、その心は永遠に心で生きるのだと思います。
百年も千年も前の作品に心震える事があるのは、その証だと考えます。
蛇足ですが…私はマーラーの交響曲第2番「復活」第5楽章を聴くと、そんな思いがよみがえる事が度々あります。
« 陽が沈む | トップページ | ホントの自由は真実求める心にあるはずと »
「心と体」カテゴリの記事
- ホントの自由は真実求める心にあるはずと(2018.07.26)
- 復活…とは、こういう事なのだろうと思います。(2018.07.24)
- 生まれかわる(2018.06.30)
- エグモント序曲と誇り(2018.05.23)
- 自分の心を…(2018.05.11)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 自分の中の真実を探す旅でした。(2018.08.17)
- いつものように家に帰ろう。(2018.08.15)
- 真夏の雨・真夏の通り雨(2018.08.13)
- ホントの自由は真実求める心にあるはずと(2018.07.26)
- 復活…とは、こういう事なのだろうと思います。(2018.07.24)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント