地図に国境が残っていても、心から国境が消える。
現在の別宅周辺には、外国から働きに来られている方が多くいます。
少し過ごしやすくなった最近では、窓を開けています。
時々、料理の匂いが入ってきます。
その匂いは、ニンニクを炒める匂いであったり、あまり嗅いだ事のない、でも香辛料の様な匂いです。
近隣には読み方や発音を想像する事も出来ない、店舗があります。
国旗があるので、故国の品物を売っているのだと思います。
その国旗も、よくわからないのですが…。
海外出張で日本ブランドの食品を見ると、つい手にとってしまう感情に似ています。
休日はたくさんの家族連れや、若者の集まりが買い物などで外出しています。
特に女性で、勉強不足で区別がつかないのですが、特別な服をまとっています。
夜半に建物のかげで、ひそひそ声で電話をしている人がいます。
時差もある事だと思いますが、故国の家族と連絡しているのかな…と勝手に想像します。
同じ国の誰かと共同生活をしていれば、部屋では通話はしにくいでしょう。
朝、集団登校する小学生の中に、ランドセルを背負う外国人家庭の子供がいます。
特別な前提を持つ事なく、小学生の頃から互いに違いを認め、当たり前に生活出来る。
大切な事だと思います。
故国の文化や生活、そして自分の故国としての誇りが、あって当たり前。
それぞれが、これまで育ってきた、その場所に様々なものがあります。
地図に国境が残っていても、心から国境が消える。
私たちは互いに理解しあうために、何が必要であるか。
本当は気づいてくいる人がたくさんいる。
ですよね。
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