私の故郷にメロディーは、あるのでしょうか。
私の故郷にメロディーは、あるのでしょうか。
松山千春さん楽曲「人生の空から」
発売された当時、珍しい2枚組で4曲入のシングルの1曲でした。
この曲のイントロは特徴的で、FM放送で聴きましたが、すぐに心奪われました。
ジャケットの道路に座る松山千春さんの姿が、知らない北海道を象徴する道路の様子とは、勿論当時は知りません。
あれは、旭川辺りなのでしょうか。
自分で走り、なんとなくなるほど…と勝手に思う次第でした。
他に楽曲「帰ろうか」
帰ろうか 帰ろうか まだ寒い北国へ
だけどそこには 僕の愛した人がいる帰ろうか / 松山千春
故郷を思う松山千春さんの、その風景が浮かびます。
北海道の広い道路を走りながら、その風景を思いました。
足寄という地名は「あしょろ」とは。なかなか読めません。
中島みゆきさんのアルバム「Goodbye Girl」の終曲である「吹雪」
このイントロは迫力ですが、低い声で抑え気味に歌う中島みゆきさんに迫力を感じます。
また、作り手の意思は計り知れませんが、歌詞が様々な事を示唆していると、聴いている側に迫ります。
私は「吹雪」が雪の日に自分で運転して走った、積丹半島の国道の景色と重なりました。
当時、報道で注目された事があり、その事が余計にイメージを膨らませました。
疑うブームが過ぎて 楯突くブームが過ぎて
静かになる日が来たら 予定どおりに雪が降る吹雪 / 中島みゆき
贈答品として、「國稀」を買い求めに行った時の事。
留萌(るもい…これも読めなかった地名)地方の増毛町(ましけ…これも難しい地名)。
到着したのが、夕刻であり天気は雨となっていました。
ここは、映画「駅 STATION」 の舞台になったところ。
映画を観た頃は幼くて、よく物語も理解できませんでした。
改めて見直し、倉本聰さんの作品に唸りました。
物語なのに、人生の不条理を、男女の愛憎を。
鉄道は廃線となっていましたが、駅舎などは残してあるとの事で、立ち寄りたかったのですが間に合いませんでした。
でも、そこの空気を感じる事が出来たのは嬉しかったです。
竹内まりやさんの道ならぬ恋の楽曲、例えば「マンハッタン・キス」には絶対重ならない風景です。
「シングル・アゲイン」は、近いけれど利用された番組の影響で、岸壁の風が強い風景が浮かんでしまいます。
「告白」…。
ところで、竹内まりやさんの楽曲に、少なからず道ならぬ恋の楽曲が多いのはなぜでしょうか。
話がそれました。
転勤で札幌に住み、北海道各地を仕事で出かけていました。
それ以前に北海道へ行ったのは、道東に取引先との接待旅行ぐらいでした。
暮らして、すっかり魅了されました。
桜木紫乃さんの小説にもどっぷりと漬かり、多くの著作を読みました。
ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」の第2楽章。
私が小学生の頃に歌わされた「家路」とうい楽曲に編曲されています。
この第2楽章は、アメリカ滞在中のドヴォルザークが、インディアンの民謡や黒人霊歌にもヒントを得ているとの事。
楽曲を生み出す、その土地の環境は思いの中に影響される事が、あるのでしょうかね。
私の故郷にメロディーは、あるのでしょうか。
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