住まい・インテリア

2020年9月16日 (水)

技術家庭科の成績はいつでも5段階評価の2

DIYは流行りで、テレビ番組などでも古い住宅物件をリフォームする内容の番組が頻繁に放映されています。
中学生の授業では、ラジオに本棚、ちり取りとおよそ原材料を無駄に消費してきた私には、こういう事が自分にも出来たら素敵だろうと思いながら観ています。
人里離れた山奥で、時間をかけながら思う通りの家を作る事は楽しいだろうなぁ。

 

ところが、いけない事にその手のテレビ番組は、まるで自分でも出来る事を錯覚させるように、作る過程をやさしく見せます。
よしなさい。
訓練をせずに、修行もしていないのに、上手に出来る事はありません。
あれはテレビ番組でしょ…と自分に言い聞かせます。

 

古い物件を新たに素敵に改造したり、再度利用できるように様々なものに手を入れ再加工する。
これはこれで、とてもいいなぁと思います。

 

長らく使った愛用の仕事鞄の修理を行う事が出来ず、泣く泣く手放す事がありました(修理費でその鞄が購入時価格換算で2.3個買える費用だったのです)。
あの時も自分にそういう技術があったらと思った事がありました。
東急ハンズで見た材料は「頑張ってみたら?」と誘ってくれていましたが、決断には至りませんでした。
最後まで修理の可能性を探ってくれたお店のオーナーさんは、よく手入れをされていると褒めてくれました。

 

そんな私にも時間をかけながら、その成果を楽しんでいるものがあります。
自宅の庭です。

 

オーナーさんからは、どの様にしても構わないと言われました。
2年近く放置されていた事から、土を掘り起こして根気よく雑草を処理しました(地下茎で広がる根を冬の内に退治しました)。
数年後の姿を想像しながら様々な木々の苗木を植えました。
物干し場を作り、芝を植え、ステップの配置をします。

 

2年が経過してオーナーさんから素敵な庭とお褒めの言葉を頂くまでになりました。
札幌の別宅から帰京すると、1日はこの庭の手入れに時間を費やします。
お隣の奥様から「どうしたらそんなにきれいに咲くの?」と尋ねられます。
そんな事を尋ねられると悦に入ってしまいます。

 

いちばん満足しているのは、勿論私です。
植物の成長を待ちながら、四季の変化でいろいろな姿を見せてくれる事を楽しんでいます。

 

鳥が立ち寄ってくれるようになった事もうれしいです。