ペット

2020年10月 1日 (木)

人も同じです。人も変わらないです。

Akatsuki040

結婚してから飼い始めた猫は、妻の友人から譲り受けた血統書付きのアメリカンショーヘアーでした。
女の子です。

可愛くて、見ていても本当に飽きませんでした。
やがて、妻とは親子というよりも姉妹になってゆきました。
とにかくお転婆で、突然の事によく妻が悲鳴を上げておりました。

妻曰く「あのアバズレ💢」と一番仲が良いのに、よくもめていました。
猫に曜日の感覚はありませんので、休日に遅くまで寝ていると妻の足の指を「起きて‼」と言わんばかりにガブリ。
朝から狭い部屋を追いかけっこしておりました。

避妊の手術をして帰宅した日の事。
怖かった事、痛かった事もあり、当たり前ですが、その日は元気がなかったようです。
私が帰宅して座ると、ヨロヨロと「こんなひどい目にあいました…」と報告する様に膝の上に乗ってきました。
妻が愛猫から見て「私とあなとは格が違う」と言っていました。

それより元気がない事を心配していました。

ACジャパンの広告キャンペーンを観ました。
https://www.ad-c.or.jp/campaign/support/support_05.html

日本経済新聞夕刊に連載のプロムナードで、猫の話が掲載されました。

保護猫が新しい飼い主にこころ開くまでの事です。
しかし、ライターによれば、保護される前は誰かに飼われていたであろう事がわかるとの事。
そして、こころ開いた後も、とにかくひとりにされるのが嫌で、飼い主さんの後をついて離れないそうです。

ひとりになることをとても嫌がる。
昼間は仕事中の私のそばにいて、トイレや休憩の時にも必ず後をついてくる。
たとえぐっすり眠っていても、目をしょぼしょぼさせながら立ち上がるのだ。
ひとりになった日の寂しさや心細さを思い出すのかもしれない。

日本経済新聞 2020年9月26日夕刊
プロムナード はなまる姐さん 北大路公子

そんな猫を不憫に思う事と、いつかまた安心してひとりでいられるといいね…という事でした。

これが広告キャンペーンとつながりました。
その関連で動物愛護協会のACジャパンのCMつながりで、日本動物愛護協会のホームページを見ました。
そこにあった啓発ポスターの事。
https://jspca.or.jp/information/k_2017_01_20.html

捨てられた悲しみは、どこに捨てたらいいですか?

人間は段ボールに入れて捨てられる事はありませんが、変わらないです。
誰からも愛されない。
その絶望から来る思いは、このコピーと何も変わりません。