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2020年9月24日 (木)

電車男「めしどこか たのむ」の世界版の可能性

【ご注意】
冒頭に映画「インディペンデンスデイ」のストーリーに関わる記載があります。

 

ハイウッド映画「インディペンデンスデイ」は地球外生命体が地球に侵略する話でした。
地球人類はこの宇宙人と戦い勝利するストーリーです。

 

これが続編になると地球の国家間での争いはなくなり、宇宙からの侵略者に地球人類は一致団結している事を伺わせます。
地球がどうにかなりそうな時、地球上で争っていてどうなる…という事ですね。

 

共通の敵が存在する事は、反目する人たちを団結させる動機となり得ます。
歴史上、その事例は枚挙にいとまがありません。

 

互いの利益を調節する危険な事態に遭遇しないと、人類全体は団結出来ないのでしょうか。
文化や言語、自分とは違う主義主張を認める事は、生命の危機となる事象がないと難しいのでしょうか。

 

発展途上国では、電線を敷設する事なく、猛スピードでスマホが普及しています。
やがて、先進国よりも早いスピードで、様々なステップを飛ばしてネットワークが構築されてゆく事が予測されています。

 

地球の物理的な距離や時間を超えて、ビジネスは更に広がります。
東京とニューヨークの時差はおよそ13時間。
互いに会話をする為のコミュニケーションでも、どちから一方は睡眠不足間違いなしです。

 

在宅勤務は新しい可能性を見出した事は間違いありませんが、人が人とするコミュニケーションの必要性も浮き彫りにしました。
人はどこかで、誰かの体温や息遣い、自分じゃない誰かが生きているという、そうした実感が必要だと思います。

 

距離と時間を超えて行く世界に、人類の幸福は存在するのか。

 

宇宙人が来襲しなくても、人類が団結する鍵があります。
これから起こる事の中に希望の萌芽を見つける事ができると確信しています。
電車男の世界版です。

 

広範囲なネットワークは知識の取得を用意にし、勉学に恵まれない環境を解消して行く事に寄与します。
そして作り上げられる知恵は人類が共通の資産として共有する事が可能です。

 

異常気象により河川の氾濫が世界各地で繰り返され、命が失われ、日常の生活が奪われてゆきます。
しかし、これを防ぐ例えば土木の知識と知恵を共有する事が可能ならば、失われ、奪われるものをどれだけ少なくする事が可能となるか。

 

クラウドファンディングで、自らの意思に共鳴したものを応援する事を我々は既に行っています。
世界のどこに住んでいても、会社員でも、職人でも、先生でも、応援できるのです。
問題の解決に知恵を出し合います。
それは性別を超え、国境を越え、人種を超え、言葉を超え、文化を超えます。

 

電車男の困りごとに、世界中の知恵が結集できる。
世界中に広がるネットワークは、そんな可能性を秘めています。

 

負の側面も間違いなくあります。
その知識や知恵の信憑性や誰かの意思を持った誘導。
それはネットワークの多様性が負の側面でありながら、解決する制御キーにもなります。

 

「めしどこか たのむ」
電車男のお願いに、世界中から答えが来る。
自分の知恵や知識が誰かの役に立つ。

 

そして、共通な部分を持つ人と人の直接のコミュニケーションは、更なる理解を早く深めます。
初対面の人でも、故郷が同じであったり、学校が同じだけでも、心理的な距離は縮む事がありました。
相互理解のためのスタートラインが違います。
同じ部分がある安心感です。

 

素敵な世界ですよね。