ドラマチックな事が起きるわけじゃない。
車通勤の私は毎朝、ラジオ番組「森本毅郎・スタンバイ!」を7時25分前後まで聞きます。
そこから、事務所までの約20分にその日の気分でセレクトし、音楽を聴きながら行きます。
毎日、その日の気分で様々なジャンルの音楽を聴きます。
映画「PERFECT DAYS」に、カセットテープでしたが毎日セレクトして通勤するシーンがあります。
この映画「PERFECT DAYS」をとても楽しく観ました。
先ず、役所広司さんが役所広司さんに見えない。
これまで役所広司さんが演じていた映画の登場人物の、その誰とも同じでない。
それが俳優の技量かもしれません。
派手な事が起きない映画のストーリーで、その確かな存在感は素晴らしいと思います。
寡黙な男の日常に、背景の説明はありません。
同じ事の繰り返しの日常の中で、説明は様々な(多くはない)人々とのかかわりの中で、その背景として見えます。
それがストレスを感じさせないので、観ている私が物語の登場人物として引き込まれて行きます。
日々繰り返される日常。
その有難さ。
出勤時に選択する音楽があります。
その日々の中で、様々にある喜び、驚き、悲しみ、困惑。
出来事の違いこそあれ、誰にでも大なり小なりある事です。
トイレの清掃という誰もが好む事ではない事を、仕事として愚直に行っている毎日。
観る人に重なる日常があります。
少しの変化。
少しの喜び。
少しの驚き。
観る人を共感させるのだと思います。
ドラマチックな事が起きるわけじゃない。
でも、日々生きて行く事はツマラナイ事ではないし、まして悪い事ではないと語りかけられる様な思いでした。
今日の通勤時に、やっている事は同じだなと思ったのです。
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