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2024年4月12日 (金)

アスペルガーの二男は今、厳しい局面にあります。vol.4「現場撤収」

Akatsuki203

派遣先は委託者からは、見えない部分がある。

やっと決まった派遣先に、二男は喜び勇んで行きました。
作業はソフトウェアのチェック。
正常に設計通りの性能を保持しているかの確認です。

どんな職場がイメージできますか?

私は事務所にデスクがあって、順次作業を行うイメージでした。
しかしその場所は、倉庫まがいであり、長テーブルにパイプ椅子での作業です。
周りには検査を待つ商品の段ボールが積み上げられています。

二男にすれば、やっと決まった派遣先です。
スーツにネクタイで、気合を入れて出社します。
はりきって取り組みを始めました。

先ず、仕事を指図する人がカジュアルなスタイルです。
仕事の指図もカジュアルです。

いい意味で二男も緊張が解けました。
しかし、これが悪い方に作用しました。

現場は様々な会社から派遣された方がいます。
おそらく、それぞれに担う仕事が異なるのだと思います。

身体と机のサイズが合わないなどの問題は、専用の座布団を用意するなど解決して行きました。

慣れによる緊張感の欠如です。
学生時代(小学生の時から)にもありましたが、作業をしながた鼻歌を歌ったりします。
不規則に声を上げたりし、発言します。
しかも、唐突に。

発言は感情的な言葉です。
「あ〜っ、疲れた」とか。
「なんで、上手くゆかないんだ!」等々です。

いずれも同じ職場にいる人からのクレームとなり、上長に伝わる事となりました。
本人は上長から「話があるから本社に出社しろ」との事実上の出頭命令を受け、うろたえます。
声を上げ、明らかにうろたえているその姿が、重ねてクレームになります。

まもなく、その現場を撤収する事となります。

本人は同じ事を繰り返すまじとして、次の現場へ向かいます。
新しい現場にも、本人にとっては弱点をさらけ出す、トラップがありました。

現場で指導的な立場をとる人は、体調不良が続いていました。
お休みまたは、体調考慮しての時間差での出勤がありました。
あるいは、web会議を利用する事もありでした。
そのため、本人は当日の取り組む業務が、その人が出社または連絡が来るまで検討つかずに、時間を持て余します。

その待っている時の姿勢が、周りを不穏な空気を満たしたようです。
具体的にはわかりません。

また、異なる会社の方々とプロジェクトを組み、作業スケジュールを決めます。
ところが、自分の担う部分が完了すると、その取り決めを違反して作業を進める事があったそうです。
これは現場を混乱させます。
本人にすると、結果を出したい焦りがありました。
それが、プロジェクトに貢献する事だと考えたのです。
しかし、プロジェクトを誰かが乱す事では、責任者は容認出来ません。

それが上長の知るところとなり、また出頭命令が出ます。
これは、本人をうろたえさせるには十分でした。
現場で少し泣いたようです。

あまりに不憫に思った現場の責任者が、食事に連れて行って励ましてくました。
本人はとても喜んでいました。

もともとは、即戦力のベテランが欲しいという要請があったそうですが、1年未満の二男に白羽の矢が立ちました。
その事も、周りの期待を裏切るには十分でした。
期待していた結果は、変わった人で結果が示せない人との位置付けとなりました。

この現場も3カ月で撤収となりました。
次の予定は未定で、本社への出社を命じられる事となりました。

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