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2024年1月23日 (火)

「ジョンの魂」 (John Lennon/Plastic Ono Band)が聴きたくなりました。

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BEATLESが新曲を発売した事や、NHK映像の世紀バタフライエフェクトで特集された事の影響かもしれません。
昨年末、別宅から自宅に戻り、「ジョンの魂」 (John Lennon/Plastic Ono Band)が聴きたくなりました。

このアルバムのジャケットが好きです。
それは、そこにとても穏やかな空気が流れている。
私には、そんな気持ちになる写真なのです。

反して、アルバムは独白そのもので、孤独への叫びでいっぱいです。
孤独の原点を求めるような、その内容は聴く時と聴く覚悟を迫ります。

だから、自らを欺くことをせず、自らに正直に向き合い、苦しみの原点が孤独である事を知る。
例えれば、病気は何の病気かわからない事がいちばん不安ですが、特定されれば治療の方針が決まり、それはひとつの安心になります。

このアルバムを作る前に、心理療法を受診していたとの事。
そうして、過去から自分と向き合う事を始め、まさに魂の叫びとなる作品になったのだと思います。

自分で自分の心に向き合うには大変な事。
わかっていても、見ないふりをしてきた事を、避けられなくなるのは辛い事。
特に孤独だったり、さびしかったりする自分を見つめる。
それを認める。
辛い事であり、怖い事でもあります。

そして、だから聴く方にも覚悟を迫ります。

ジョンレノンの生い立ちに重ね、アルバム冒頭は「Mother」です。
歴史を感じさせる、そんな鐘の音です。
楽曲の内容を暗示する、哀しさを感じます。
お母さん、お父さん、いかないで…。
大人が、特に日本人の感覚だと、ストレートにこういう表現は出来ないと思います。

このアルバムが発売された頃は幼児です。
中学生でヘヴィメタルが大好きだった時、このアルバムの魅力は理解する事が出来なかったと思います。

この世には、よろこびもうれしい事もたくさんある。
だけれども、同じ数の哀しみや孤独、さびしさがある。
少し大人になってからわかる、このあるアルバムの良さがあると思います。

哀しみや孤独にさいなまさせる時、卑劣な連中がその心の隙に入り込もうとします。
何かに依存しても、一時忘れる事が出来る方法があっても、解決は出来ないです。
自らの孤独や哀しみ、苦しも、分かち合い、理解は出来ても、自分の心以外の場所に、その問題を解決する指示書を持つ人はいません。
より苦しみは深くなります。

そんな時、自分と同じ哀しみや苦しみで、とてもさびしい気持ちでいる。
苦しんでいる。
もがいている。
そんな人がいる。
でも、がんばっている人がいる。
それを感じる事が出来たら、どれだけ勇気づけられるでしょう。

こんな思いは自分だけではない…。
その時、わずかでも孤独は癒される。
そんな思いをさせてくれるアルバムです。
そんな思いが心に浮かびます。

ジャケット写真が示すように、誰かと何気ない会話が出来る。
何かを与えたり、何かを犠牲にしなければならない時間ではない。
他愛のない会話と穏やかに流れてゆく時間。

誰にでも、大切な時ですよね。

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