子供に謝りたい事。
不思議な夢を見た。
長男が近くにいる。
本人はこれまで坊主にした事はなかったが、夢の長男は坊主だった。
今は28歳の息子が、4歳前後の姿だっただろうか。
ケンシロウ君じゃないか。
今まで、呼んだ事がない呼び方で、私を呼んだ。
抱っこした感覚がある。
記憶を呼び覚ます、そんな感覚。
長男は20歳の時、肺の病気である「気胸」になった事があった。
入院して加療は長期となり、一度退院出来たが、再度の入院となった。
根治には手術が良いと勧められた。
本人は手術時の人工呼吸器が嫌で、手術はしたくなかった。
しかし、根治には手術が必要との事を、本人もわかっていた。
根治には手術が必要なら、私が「避けられないだろ」と言うと、本人は考えていた。
嫌だったと思う。
以前に小椋佳さんの話を読んだ記憶があった。
小椋佳さんは優秀な銀行マンであり、自分の子供にも部下に接する様にしていた事があったらしい。
部下と子供は違う。
子供は追い詰められる。
それまで、様々な経験を素地に話を聞く部下と、いろんな事が初めての経験である子供は違う。
小椋佳さんも、そうして子供を追い詰めた事があったらしい。
そして子供は、疑いなく親を信用する。
私がそう言うと考えていた息子に、申し訳ない気持ちになった。
とても可哀そうになった。
大学を卒業し就職する時に障害にならないかと考えた。
根治に手術が必要なら、今我慢した方がよいのではないかと考えた。
そこに、本人の気持ちはなかったのだ。
そんな事を、言えない様にしていたのだ。
そこから、私は何も言わなくなった。
自力で治す道を選択し、退院する事が出来た。
8年経過した今も再発はしていない。
不思議な夢と共に、そんな気持ちがよみがえった。
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