私たちは大人になる前は、子供だった。
妻は学習塾でアルバイトをしています。
その学習塾では達成度合いで、ご褒美があります。
宿題やテキストの習熟度合いで、そのご褒美が変わります。
その子はスライムが欲しくて、一生懸命頑張っていました。
遂に課題を達成し、目標にしていたスライムを手に入れました。
彼はそれ以来、必ずそのスライムを持って塾に来ます。
来ると必ず妻に「両手を出して」と言って、その手にスライムをのせます。
ご満悦。
その後は授業の合間に触ったり、ウットリ眺めたりしているそうです。
その話を聞くだけで、その子の可愛さが伝わってくるようです。
大人からすれば、スライムはおもちゃ以上の価値は見いだせません。
ところが子供には、それは様々な可能性を持ち、思考を広げ、癒しにもなる。
大人はみんな子供だったので、本当はどこかに置き忘れてしまった気持ちです。
広いとただ走り出しくなったり…。
しゃぼん玉を無邪気に追いかけたり…。
雷の音を怖がったり…。
いろんな事を、いろいろありながら、繰り返しながら、私たちは大人になって行きました。
ミサイルが空を切り裂く音…。
爆発音…。
銃撃音…。
なあ、私たちは大人になる前は、子供だったじゃないか。
叩かれる…。
愛されない…。
関心を持たれない…。
なあ、私たちは大人になる前は、子供だったじゃないか。
« 時間を超越する。 | トップページ | そそっかしい。 »
「心と体」カテゴリの記事
- おじちゃんは、おばちゃんを愛してたんや!(2024.09.01)
- もう一つの光。(2024.08.17)
- 見えるものを使って、見えないものを志向する芸術。(2024.08.13)
- 余分なものをそぎ落とし、シンプルになるほどに迫力増すものがあります。(2024.08.12)
- 鑑賞した人、それぞれの思いでいいですね。(2024.08.11)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- おじちゃんは、おばちゃんを愛してたんや!(2024.09.01)
- ソウルフード 自らの身体を、今あるこの時まで作ってきた食事。(2024.08.21)
- もう一つの光。(2024.08.17)
- 見えるものを使って、見えないものを志向する芸術。(2024.08.13)
- 余分なものをそぎ落とし、シンプルになるほどに迫力増すものがあります。(2024.08.12)
コメント