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2022年3月16日 (水)

私たちは大人になる前は、子供だった。

Akatsuki105

妻は学習塾でアルバイトをしています。

その学習塾では達成度合いで、ご褒美があります。
宿題やテキストの習熟度合いで、そのご褒美が変わります。

その子はスライムが欲しくて、一生懸命頑張っていました。
遂に課題を達成し、目標にしていたスライムを手に入れました。

彼はそれ以来、必ずそのスライムを持って塾に来ます。
来ると必ず妻に「両手を出して」と言って、その手にスライムをのせます。

ご満悦。

その後は授業の合間に触ったり、ウットリ眺めたりしているそうです。
その話を聞くだけで、その子の可愛さが伝わってくるようです。

大人からすれば、スライムはおもちゃ以上の価値は見いだせません。
ところが子供には、それは様々な可能性を持ち、思考を広げ、癒しにもなる。

大人はみんな子供だったので、本当はどこかに置き忘れてしまった気持ちです。

広いとただ走り出しくなったり…。
しゃぼん玉を無邪気に追いかけたり…。
雷の音を怖がったり…。

いろんな事を、いろいろありながら、繰り返しながら、私たちは大人になって行きました。

Akatsuki104

ミサイルが空を切り裂く音…。
爆発音…。
銃撃音…。

なあ、私たちは大人になる前は、子供だったじゃないか。

叩かれる…。
愛されない…。
関心を持たれない…。

なあ、私たちは大人になる前は、子供だったじゃないか。

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