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2022年2月25日 (金)

心に幸福感を補給します。

Akatsuki100

遺体が放置されたままの戦場で、行方不明になっている大切な人を探す女性の気持ち。
戦場で傷ついた兵士の思い。

ブルッフのヴァイオリン協奏曲で、何と言っても有名なのは第1番。
ご本人も「私には第1番しかないのか?」と叫びたくなるぐらい評判が良く、演奏依頼があったエピソードが残されています。

ブルッフのヴァイオリン協奏曲は第1番、第2番、第3番といずれも大好きです。
特に私は、第2番が大好きです。
ライブで演目に上がる事は、稀だと思います。

冒頭の風景が第2番の第1楽章には入っているとの事。

第1楽章はアダージョです。
冒頭の光景から、その気持ちが思い起こされます。
長い第1楽章のヴァイオリンは泣いている様です。
心を締め付けられるようです。

第2楽章は辛い思いが募る第1楽章を、第3楽章へと橋渡しする役割の様です。

第3楽章で独奏ヴァイオリンが奏でるメロディーを、オーケストラが追いかけて同じメロディを繰り返します。
それは、そのメロディは、美しいイメージと共に、長く辛かった事からの解放をイメージさせるのです。

雪に覆われる大地が、荒野だった大地が、そんな事はありえない話ですが、写真をめくる様に美しい沃野に変わって行く。
地平線まで続く広い大地が、足元から地平線へ向かう視線の速度と同じく、美しく変わって行く。

冬が終わり、春が来る様な。
それは地平線へ向かう視線と共に、みるみるうちに花が咲き、彩ある大地に変わって行く。

私はちょっとのすきま時間に、この第3楽章だけ聴く事があります。
心に幸福感を補給します。

昨日の午後から、鉛筆画の様な色のない凍てつく大地を、戦車が走る報道写真がネットの様々なニュースに掲載されています。
そんな凍てつく大地が、私が妄想する様に、そして写真をめくる様に、美しい沃野に変わって行く事を。

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