« オジサンたちは盛り上がる。 | トップページ | その声は母親が我が子に歌って聴かせる、子守唄の様に聴こえます。 »

2021年2月24日 (水)

何か様々な思いが昇華されてゆく趣を感じるのです。

先週末は、ゆっくり音楽を聴く時間がとれました。
シューベルトのピアノソナタ第21番を聴きました。

その美しさは、他の作品と明らかに異なっていると私は感じています。
同作品はシューベルトの最晩年、亡くなる2ヶ月前に作られた作品であるとの事。
若くして、完治しない病に苦しめられながら、作り上げたその作品への思いが作り出すのだと思います。
きっと、作曲する体力も思い通りにならない環境ではなかったと考えてしまいます。

しかし、本当に美しい。
特に他の楽章に比べて長い第1楽章は、生きる事、生きてきた事が凝縮されている気持ちを感じます。
自らの死期を感じていたとしたなら、苦悩や否定、苦しみではなく、既に生きる事を達観していた…悟りに似た境地ではなかったか。
そんな想像をめぐらしてしまいます。
そして、最終楽章の第4楽章では、何か様々な思いが昇華されてゆく趣を感じるのです。
(いずれも、私の個人的な感想です)

本日の読売新聞電子版に掲載された記事に、若者の自殺が増加していると掲載されました。
記事によると

「昨年1年間に自殺した小中高校生は479人で、前年の339人から140人増えて過去最多」

との事。

衝撃的です。

孤独は耐え難い。
自分は誰からも気にかけられる事がない。
そうして積み重なる孤独は、絶望に変わって行く。

自分は誰からも愛されない。
こんなにつらい事は、ないでしょう。
こんな絶望ほど、つらい事はないでしょう。

同じ経験を、同じ思いをしている人はたくさんいるのだけれど、今は人との接触が制限される環境です。
こんな思いをしているのは、自分だけじゃない。
こんな思いから、脱出した人がいる。
こんな思いと今も闘い、頑張っている人がこの世界にいる。
どれだけ勇気づけられるだろうかと思います。

直接会って話をする。
肩をたたき合ったり、手を握りあったり、ハグしたり。
そんないつもの、当たり前の事が、どれだけ大切であったかと思い知らされます。

シューベルトが見た、人生の肯定とはなんであったのか。
生きる意味とはなんだったのか。
生きる喜びとはなんだったのか。

作品から、その深淵を知る事は難しいです。
でも、不自由な環境で、自分なりでいい。
今を生きる、肯定する気持ちを感じられたらと思います。

でも、人の言葉や笑顔、ぬくもりは必要ですね。

中学生の頃から好きだったScorpions(スコーピオンズ)。
そのラストアルバムは「蠍団とどめの一撃(原題:STING IN THE TAIL)」です。

このアルバムに「No Limit」という楽曲があります。
最後のアルバムなのに「No Limit」かよ…とシビレながら解散を惜しみました。

You give it all you've got there's no limit
Reach for the sky

Scorpions / No Limit

持てるもの全てで当たれば、限界はない。
空にも手が届くぜ。

あやしい和訳 ケンシロウ

私も自分を奮い立たせる。
そんな事の繰り返しです。

« オジサンたちは盛り上がる。 | トップページ | その声は母親が我が子に歌って聴かせる、子守唄の様に聴こえます。 »

心と体」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« オジサンたちは盛り上がる。 | トップページ | その声は母親が我が子に歌って聴かせる、子守唄の様に聴こえます。 »