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2020年5月 4日 (月)

世界中の若者の誰ひとりして

中学生の時の洋楽はBilly Joelでした。
アルバム「Glass Houses」を友達にカセットテープへ、コピーしてもらった最初でした。

それから、AOR、プログレ、ハードロック、ヘヴィメタルへと変遷して行きます。
同じ世代は解散したBeatlesへのアンソロジー、ストーンズであったり、多種多様でした。

Billy Joelのアルバムで聴いたのは、アルバム「The Nylon Curtain」まででした。
当時も今もですが、ところどころは出来ても、ヒアリングで英語の歌詞が全部理解できる能力はありませんでした。

当時、これを聴いたのはレコードでした。
Å面最後の楽曲は4曲目の「Goodnight Saigon」でした。

しばらく音が途絶えた気がし、あれっ…?と思うとコオロギの鳴き声とヘリコプターの音が聞こえてきます。
楽曲は静かに始まります。

ヒアリングが全部できなくても、これが何を歌う楽曲かわかります。
友人の名前が歌詞に出てきて、それがどんな意味なのかも。
そして、最後に野太い声の合唱となります。

And we would all go down together We said we'd all go down together Yes we would all go down…

Goodnight Saigon  / Billy Joel

そして、俺たちは共に死んでゆくだろう
俺たちは皆、共に死のうと言った
そうだ、俺たちは共に死んでゆく

怪しい和訳 / 私

心が締め付けられる、そんな思いでした。
アルバムは「Where's the Orchestra?」でやさしく終わります。
このアルバム以降、Billy Joelのアルバムは求めませんでした。

当時、中学生だった自分はそれから先、ベトナム戦争に限らず少なからず学びました。

オリバー・ストーン監督の映画「PLATOON」を観た時の衝撃は忘れられません。
それはまた、別の機会にしたいと思います。

世界中の若者の誰ひとりして、そんな思いになる事がないように。

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