趣味

2008年12月27日 (土)

美しい花

今日は仕事納めで、午後4時頃より大会議室を使用しての納会でした。
一通り関係者に挨拶をしてまわった後、席に戻ってつらつらと考えていました。

今日しかない、今日こそ行くぞ…。

営業部では2次会の会場をカラオケボックスに用意しており、行こうと誘われました。
ダメ!! 今日は行くぞと決めたのだから、もう後には引けない。
カラオケ<目的地だ!

日本橋から地下鉄銀座線で銀座へ。
銀座から日比谷線に乗り換え、広尾で下車。
Googleの地図を片手に既に暮れた道を歩きます。
と、取引先からの携帯電話。
気持ちは目的地へ向かっているので、いっそ携帯電話をへし折って捨ててやろうかと思うほど。
簡単な対応で話を済ませ、再度目的地へGO。

目的地はお花屋さん。
ラ・パレットです。

なんだか、ながらく待ち焦がれていた恋人に会いに行くわけでもないのにドキドキしています。
今日は営業が終わってはいないか…つまらない事も考えます。
遂にお店を見つけると、ムフフッ。

お店の戸口に立ち、花束をお願いしたいと伝えました。
用途を聞かれ、「妻への今年のお礼の贈り物に」と答えました。
臆面もなく。
納会のお酒…少し飲みすぎたかな。

本当に少しアルコールのにおいもしていたと思いますが、スタッフの方は大変良い感じで、気さくに応対をして頂きました。
店内は壁一面に花があり、これがとても美しい。
特に指定のお花がありますかと聞かれ、指定はない事と、送るのは大人の方ですかと聞かれ(この問い合わせの仕方も素晴らしい)、妻の年齢を伝えました。

少し舞い上がっていたのか、どうして伺ったのかなんて事を話してしまいました。
作られてゆく花束を見ながら、その素晴らしさに感嘆していました。
お願いした予算をはるかに凌ぐ価値です。
最後に花束を包むラッピングも素晴らしい。
完成した花束を受け取って「素晴らしいですね」と思わず言葉がでました。

花束を受け取ってから、恵比寿駅に向かって歩きます。
おりしも帰宅ラッシュの時間。
まずは、混雑の激しい山手線を新宿まで、どう行くかが問題でした。
1本電車を見送って、この時間はどの車両が比較的空いているかを確認。
進行方向1両目と判断し、次の電車に乗車。
「俺に近づくな」のオーラ全開。
新宿からは特急電車で花束を守るように帰りました。

花束に顔を寄せながら、じっくり眺めながら帰りました。
白いバラがこんなに可憐で美しいと気付きました。
花束の色の配置バランスがとてつもなくいい。
紫のチューリップの美しさ。
シクラメンとは異なる、美しい紫。

いいおじさんが、一生懸命花を見ているさまは、結構奇妙に映っていたでしょうね。
でも、本当に感動する美しさでした。
なんだか今日一日が素晴らしい日となりました。
妻もとっても喜んでくれました。

自分が眺めて帰ってきた時に、写真を撮ろうと思った構図で上手に表現する技量を持っていない事を思い知らされた写真です。
少しでも美しさが伝わればと思います。

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風のガーデンもそうですが、花の魅力を再発見した、ロマッンチックなおじさんでした。

ラ・パレットへの私の勝手な思い入れは以下のURLにあります。
http://an-easy-light.cocolog-nifty.com/bloglight/2008/07/post_0aad.html

ラ・パレットのホームページは以下のURLです。
http://www.la-palette.co.jp/index.php?data=./data/l3/

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2008年9月 2日 (火)

音楽は神様が人間にくれた大切なプレゼント

幼い頃に聞いたお話しレコード。
「白鳥の湖」
絵本の最後のページはデュークフリートとオデッタが飛びこんだ岬に虹がかかり、共に手を握り合い、2人が昇天してゆく様だったと思います。

子供ながらに感動したのです。

その時は、悪魔の魔法を解くために、二人して、死してその魔法を解き天国で結ばれようという愛の結びつきに、その強さに感動しました。

今は闘わずに死を選んだ事を全面的に肯定はしないだろうけど。

それから、その物語に付随するチャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」は私の心を捉えたのです。
生きるという事、愛の強さ、その激情。
多分思うにこれが、私の音楽に接する原点と考えるのです。
親に言わせれば「ひょっこりひょうたん島」の主題歌を踊りながら歌っていた…なんて言われるかもしれませんが。

その後クラッシックは親に押し付けられ、小学生のためのクラッシック大全集なんてのプレゼントされ、ところがそれをしつこく、擦り切れる程に聞きました。
小学生の頃大好きだった「宇宙戦艦ヤマト」はサウンドトラックが大編成のオーケストラだったのです。
ちっとも違和感が無いし、これも大好きだったのです。

しかし、西城秀樹。
なんで、あんなに情熱的な歌い方ができるのだろうと、どうしたら、あんなに激しく、熱く歌えるのだろうと。

夜、布団に入ってから、どうしても我慢ができなくて、2階の部屋で練習したのです。
「ボタンをはずせ~心を見せろ!!~♪」
あ~っ、どうして秀樹みたいに心から絞り出すように歌えないのだろう。
「ボタンをはずせ~心を見せろ!!~♪」
「ボタンをはずせ~心を見せろ!!~♪」
階下から親父の一言。
「ボタンをはずせはわかったから、もう寝なさい」

それからやってきましたピンクレディーブーム。
クラスの女の子も仲良しどうしでペアになって、振りマネ、歌マネ。
お誕生日会やお別れ会には必ず、何組ものピンクレディーが登場。
他の方々も皆様、グループで劇とか手品とか。
そんな中で私はいつも一人で、沢田研二。
ジュリーよジュリー。
本当に勝手にしやがれ。

本当に人を好きになるなんて事を感じる中学生。
当時はアリスに松山千春、さだまさしが大人気。
さだまさしの歌に、歌詞の意味を少し考えるようにもなりました。
ちょっぴり大人への入口です。

ところが、ここで私は初めてロックンロールと出会うのです。
しかも、ハードロックという区分に納まりきらないヘビィーメタル。
ギンギンにならすギターに乱れ打つドラム、叫ぶボーカル。
おりしもベストヒットUSAなんて番組が放映されている頃。
彼らがプレイする様とそのメロディーと歌詞がテレビ画面の中から、西城秀樹に感じた私の熱い部分を呼び覚ますのです。

また聞くほどに、知るほどに、クラッシックとの差を感じなくなりました。
やりきれない生きるその苦しみを破壊や自虐で表現する事、ベートーヴェンやラフマニノフが人生の苦しみと格闘し、それをメロディーで表現した事。
死への恐怖と慟哭に苛まされたマーラーとどこが違うのかと。
表現する歌詞とメロディー、楽器の違いです。
私は急速にのめり込みました。
MSG   RAINBOW  SCORPIONS etc…。
当時は田原俊彦にマッチの「たのきんトリオ」が全盛。
ヘビーメタルなんて不良扱いです。

この頃は洋楽一色。
かなりのませガキです。
ビートルズ解散後(何故かビートルズは好きになれなかった)に次の主流を模索していたイギリス音楽界でブームになったプログレシブロック。
ロックなのですが、クラッシックの様にメロディーに変調があり、しかも1曲が10分近く。
また、BOZ SCAGGSに代表されるAOR。
クラッシックとの融合とも言うべき、この流れは本当に抵抗が無かったのです。
特にこのAORは後に車でデートをするようになって、ムード作りにこんなにイイモノはないなんてヨコシマな考えも…。

しかし…オニャン娘クラブ華やかりし、高校時代。
原田知世の「時をかける少女」を見てから、いかれてしまったのです。
それまでのロックはピタッと止まって、原田知世一色になってしまいました。
それも長くは続かず、無色な高校生活に全てのメロディーは止まってしまいました。
新しいものも、何も手を出さず、過去のものも手に取ることはなく。
当時、ヘビーメタルは色褪せ、ユーロビートがジュリアナ東京と共に跋扈しはじめたのです。
そんな事も気にならず…。

眠れぬ夜に聞いた深夜ラジオで、中島みゆきの歌をはじめて知ったのです。
あっ…これ金八先生の中で使用していた曲だ…。
彼女の作品を多く聞くにつけ、涙声で歌い、哀しみを表現するその歌に虜となりました。
当時の私の心には、砂漠に水をたらすように心にしみたのです。
そして無色の高校生活が色づきはじめようとしていた頃、ブルーハーツがユーロビートを蹴散らすように登場しました。
ストレートな歌詞とメロディーとはいろいろ難しく考えていた私を解き放ってくれたのです。
メロディーが完全に甦りました。

そして真打登場。
年代がほぼ同じ、子供の頃にクラッシックの素養あり、同じ音楽を聴いて育ってきたYOSHIKIをリーダーとするX JAPANです。
その30分に及ぶ「ART OF LIFE」は自分と重ね合わせ、参ってしまいました。
曲中にオーケストラと闘うようなX JAPANの面々。
これがクラッシックとロックの融合だ。
おおいかぶさるような弦楽器に必死に戦うYOSHIKIのドラム。
また、歌詞がTOSHIの声と共にメロディーに負けないのです。

最近は音楽をゆっくり楽しむ時間も確かに減りましたが、自分の時間で一番費やしている事です。
クラッシックを聴く事の方が多くなった気もしますが、ロックが相変わらず好きです。
じじいになっても、ジーパンとロックは止めない。
そんな節操のないじじいを目指しているのです。

音楽は神様が人間にくれた大切なプレゼント。
言葉のわからないもの同士が理解し合う事ができ、何百年前の曲が時間を超えて今を生きる人を感動させる。
楽しむ事ができるのだから幸せです。
もう、私のメロディーは止まりません。

いつも音楽とともにある生活。
素晴らしいですよね。

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