ファッション・アクセサリ

2009年4月 9日 (木)

ピカピカの新社会人

新しいスーツに身を包む新社会人と思しき人々を通勤途中でも見かけるようになりました。
新入社員は初々しくて、見るだけでそれだとわかります。
駅のホームで皆で携帯電話を出して、番号やメールアドレスを赤外線通信で交換しています。
いいなぁ同期入社…同期会なんてうらやましいなぁ。
現在の勤務先は中途入社であり、前勤務先の人とは現在は交流も途絶えています。

そんな新入社員を見て、今一度若さでは敵わない事は勿論ですが、自分の姿疲れていないかと考えます。
電車の窓に映る姿で時々チェックします。
他に私はスーツと靴、カバンについて考えます。
スーツは一週間の勤務日を5日間と考え、春夏と秋冬の各シーズン用で5着づづあります。
しかし、形や色、生地が厚いとか薄いとか、今日はお客さんと中華で会食をする予定がある…料理がはねる危険性とかなどを考えます。
傷まないように連続は避けようと思いますが、お気に入りに偏りがちです。

最近は落ち着きましたが、お腹が成長期で毎年サイズを変更したり、新しいの買わなければならかなったりと不経済でした。
また、流行を追うわけではありませんが、やはり10年前のものはなかなか年代を感じます。
春夏ものは洗濯回数が多く、やはり長持ちしません。

しかし、靴は違います。
靴は10年の単位で履きます。
大切にします。
イギリスやイタリアのウン十万の靴はさすがに買えませんが、でも10年履ける価値の靴を買います。
手入れもまじめに。
かかとやソールが減ればリペアします。
永らく履いているととっても愛着も出てくるのです。

営業場面では足元を見られると言いますが、靴が汚れていてはいけません。
宿泊の伴う出張については必ず靴のケア用品を持って行きます。

カバン。
これも高いものをそうそう買えるわけではありませんが、気に入って買ったカバンは大切にします。
10年前に買ったカバンはその後の手入れでなんとも革の具合がよくなり、興味のあるお客様からは「いいカバンですね」と言われます。
かなり気持ちがいいです。
でも一流ブランドの大そうなカバンではありません。
大切にする気持ちが大事ですよね。
他にも鞄の傷でよみがえる想い出もあります。

システム手帳も5年を経過し、そのリフィールの厚みから季節を感じる事ができる様になりました。
しまりにくくなってくると、ああ今年もあと2ヶ月なんて具合にね。

大きな転機は福岡への転勤でした。
支店で権限が大きくなり、取引先の上級決裁権限者と会うようになると自然に自身への評価が厳しくなり、様々な事に影響をする事を自覚しました。

小物にしてもいろいろなストーリーがあり、大切にする事とその価値を自覚できたのです。
車のキーホルダー一つにも、パスポート入れや財布…。

先日、電車で上着を脱いだ初老の方の上着のたたみ方を見て、粋だな、ジェントルマンだなと思いました。
チョイ悪親父よりはるかにかっこよく、私もこうなりたいと思いました。

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2008年12月27日 (土)

美しい花

今日は仕事納めで、午後4時頃より大会議室を使用しての納会でした。
一通り関係者に挨拶をしてまわった後、席に戻ってつらつらと考えていました。

今日しかない、今日こそ行くぞ…。

営業部では2次会の会場をカラオケボックスに用意しており、行こうと誘われました。
ダメ!! 今日は行くぞと決めたのだから、もう後には引けない。
カラオケ<目的地だ!

日本橋から地下鉄銀座線で銀座へ。
銀座から日比谷線に乗り換え、広尾で下車。
Googleの地図を片手に既に暮れた道を歩きます。
と、取引先からの携帯電話。
気持ちは目的地へ向かっているので、いっそ携帯電話をへし折って捨ててやろうかと思うほど。
簡単な対応で話を済ませ、再度目的地へGO。

目的地はお花屋さん。
ラ・パレットです。

なんだか、ながらく待ち焦がれていた恋人に会いに行くわけでもないのにドキドキしています。
今日は営業が終わってはいないか…つまらない事も考えます。
遂にお店を見つけると、ムフフッ。

お店の戸口に立ち、花束をお願いしたいと伝えました。
用途を聞かれ、「妻への今年のお礼の贈り物に」と答えました。
臆面もなく。
納会のお酒…少し飲みすぎたかな。

本当に少しアルコールのにおいもしていたと思いますが、スタッフの方は大変良い感じで、気さくに応対をして頂きました。
店内は壁一面に花があり、これがとても美しい。
特に指定のお花がありますかと聞かれ、指定はない事と、送るのは大人の方ですかと聞かれ(この問い合わせの仕方も素晴らしい)、妻の年齢を伝えました。

少し舞い上がっていたのか、どうして伺ったのかなんて事を話してしまいました。
作られてゆく花束を見ながら、その素晴らしさに感嘆していました。
お願いした予算をはるかに凌ぐ価値です。
最後に花束を包むラッピングも素晴らしい。
完成した花束を受け取って「素晴らしいですね」と思わず言葉がでました。

花束を受け取ってから、恵比寿駅に向かって歩きます。
おりしも帰宅ラッシュの時間。
まずは、混雑の激しい山手線を新宿まで、どう行くかが問題でした。
1本電車を見送って、この時間はどの車両が比較的空いているかを確認。
進行方向1両目と判断し、次の電車に乗車。
「俺に近づくな」のオーラ全開。
新宿からは特急電車で花束を守るように帰りました。

花束に顔を寄せながら、じっくり眺めながら帰りました。
白いバラがこんなに可憐で美しいと気付きました。
花束の色の配置バランスがとてつもなくいい。
紫のチューリップの美しさ。
シクラメンとは異なる、美しい紫。

いいおじさんが、一生懸命花を見ているさまは、結構奇妙に映っていたでしょうね。
でも、本当に感動する美しさでした。
なんだか今日一日が素晴らしい日となりました。
妻もとっても喜んでくれました。

自分が眺めて帰ってきた時に、写真を撮ろうと思った構図で上手に表現する技量を持っていない事を思い知らされた写真です。
少しでも美しさが伝わればと思います。

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風のガーデンもそうですが、花の魅力を再発見した、ロマッンチックなおじさんでした。

ラ・パレットへの私の勝手な思い入れは以下のURLにあります。
http://an-easy-light.cocolog-nifty.com/bloglight/2008/07/post_0aad.html

ラ・パレットのホームページは以下のURLです。
http://www.la-palette.co.jp/index.php?data=./data/l3/

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