ピカピカの新社会人
新しいスーツに身を包む新社会人と思しき人々を通勤途中でも見かけるようになりました。
新入社員は初々しくて、見るだけでそれだとわかります。
駅のホームで皆で携帯電話を出して、番号やメールアドレスを赤外線通信で交換しています。
いいなぁ同期入社…同期会なんてうらやましいなぁ。
現在の勤務先は中途入社であり、前勤務先の人とは現在は交流も途絶えています。
そんな新入社員を見て、今一度若さでは敵わない事は勿論ですが、自分の姿疲れていないかと考えます。
電車の窓に映る姿で時々チェックします。
他に私はスーツと靴、カバンについて考えます。
スーツは一週間の勤務日を5日間と考え、春夏と秋冬の各シーズン用で5着づづあります。
しかし、形や色、生地が厚いとか薄いとか、今日はお客さんと中華で会食をする予定がある…料理がはねる危険性とかなどを考えます。
傷まないように連続は避けようと思いますが、お気に入りに偏りがちです。
最近は落ち着きましたが、お腹が成長期で毎年サイズを変更したり、新しいの買わなければならかなったりと不経済でした。
また、流行を追うわけではありませんが、やはり10年前のものはなかなか年代を感じます。
春夏ものは洗濯回数が多く、やはり長持ちしません。
しかし、靴は違います。
靴は10年の単位で履きます。
大切にします。
イギリスやイタリアのウン十万の靴はさすがに買えませんが、でも10年履ける価値の靴を買います。
手入れもまじめに。
かかとやソールが減ればリペアします。
永らく履いているととっても愛着も出てくるのです。
営業場面では足元を見られると言いますが、靴が汚れていてはいけません。
宿泊の伴う出張については必ず靴のケア用品を持って行きます。
カバン。
これも高いものをそうそう買えるわけではありませんが、気に入って買ったカバンは大切にします。
10年前に買ったカバンはその後の手入れでなんとも革の具合がよくなり、興味のあるお客様からは「いいカバンですね」と言われます。
かなり気持ちがいいです。
でも一流ブランドの大そうなカバンではありません。
大切にする気持ちが大事ですよね。
他にも鞄の傷でよみがえる想い出もあります。
システム手帳も5年を経過し、そのリフィールの厚みから季節を感じる事ができる様になりました。
しまりにくくなってくると、ああ今年もあと2ヶ月なんて具合にね。
大きな転機は福岡への転勤でした。
支店で権限が大きくなり、取引先の上級決裁権限者と会うようになると自然に自身への評価が厳しくなり、様々な事に影響をする事を自覚しました。
小物にしてもいろいろなストーリーがあり、大切にする事とその価値を自覚できたのです。
車のキーホルダー一つにも、パスポート入れや財布…。
先日、電車で上着を脱いだ初老の方の上着のたたみ方を見て、粋だな、ジェントルマンだなと思いました。
チョイ悪親父よりはるかにかっこよく、私もこうなりたいと思いました。
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