アニメ・コミック

2013年8月27日 (火)

後ろに明日は無い

先日、「月曜日から夜更かし」というテレビ番組で滋賀県の魅力について話題になっていました。
なんでも、滋賀県は夏休みに遊びに行きたい先でブービー賞との事。
大阪へ転勤してから、滋賀県へ出かける事も多く、少しごひいきな私には残念な結果です。

番組の中で琵琶湖以外に滋賀県の魅力として、
3.比叡山
2.彦根城
1.クラブハリエのバームクーヘン
が上げられていました。

…もうひとつ、大事なものが。

UVERworld
http://www.uverworld.com/

放映中の「宇宙戦艦ヤマト2199」の主題歌で知ったのですが、おじさんはまた年甲斐もなく痺れてしまいました
バンドの音は勿論ですが「宇宙戦艦ヤマト2199」の主題歌になっている「Fight For Liberty」この楽曲の歌詞がいい

永い間 雨に打たれ過ぎたせいかもな
多少の傷は気にもならなくなった
他人の痛みにまで鈍感になって行かぬように

人生が二度あるなら
こんな険しい道は選ばないだろう
でもこの一回 たった一回しかチャンスが無いのなら
何かをもう傷つけ傷つけられたとしても
後ろに明日は無い 力を宿せWAR

何も無かった日々に 力を宿せWAR
今しか出来ない事も確かにあった

戦う時はいつだって一人だぞ
でも一人じゃない事もわかるだろ?
Every life 力を宿せWAR

Fight for…liberty

UVERworld / Fight For Liberty

この歌詞がたまりません。

日々避けられないつまらない事も…
嫌な事も…
誹謗中傷や嫌がらせも…

後ろに明日は無い 力を宿せWAR

UVERworld / Fight For Liberty

大切な事を。
このバンドメンバーは滋賀県出身との事。
滋賀県の魅力です。

http://youtu.be/uap5DiPM0vY

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2010年11月16日 (火)

わが青春の宇宙戦艦ヤマト

宇宙戦艦ヤマト。

子供の頃に見た宇宙戦艦ヤマトは夕方に放送していた再放送だったと思います。
まずは、あの主題歌のメロディが心を捉えました。
そして、沈んだ戦艦大和の中から現れる宇宙戦艦ヤマト。

本当に小さな頃から読んでいた戦艦大和が甦るのです。
小学館の子供用シリーズに戦艦大和の本があり、図書館へ行くとその本ばかり読んでいた覚えがあります。
戦えば世界最強の戦艦であった事や、今大和はこうして海底に眠っている…なんて想像図を夢中で眺めていました。
残る資料が少ない事が余計に想像力をかきたてるのだと思います。

戦艦大和のその造形美も好きでした。
宇宙戦艦ヤマトはその美しい造形美を引き継いでおり、これまた美しい姿だと子供心に思いました。
宇宙戦艦ヤマトの発進を阻止するべく、ガミラスが超大型ミサイルを送り込みます。
ヤマトが戦艦大和の中からその姿を現し、超大型ミサイルを主砲で破壊します。
するとその爆発と共にヤマトが消えてしまうのです。

しかし、ヤマトはその黒煙の中、艦首からゆっくりその姿を現します。
宮川泰さんのこの時の音楽も素晴らしく、大きな黒煙を背景にヤマトが高度を上げて行きます。
地球滅亡まであと363日。
シビレタヨ…。

そして、子供ながらに大好きだったのは、そのドラマです。
どんでん返しの連続。
どんなに絶望的な状況になっても、それでも決して諦めないヤマトの乗組員。

ヤマトが建造される前の地球艦隊が絶望的な戦いを強いられます。
その時の総司令官、後のヤマト艦長の沖田十三が撤退を決意し、それを伝えます。
すると、それを主人公の古代進の兄が拒否します。

「僕は嫌です!ここで撤退したら死んでいった者に顔向けできません」

「いいか古代、今ここで全滅してしまっては、地球を守る為に戦う者がいなくなってしまうのだ。明日の為に今日の屈辱に耐えるんだ。それが男だ」

映画「宇宙戦艦ヤマト」より

学生時代には様々に、苦杯をなめる事もあります。
喧嘩に負けてみたり、試験でライバルにどうしても勝てなかったり等々…。
そんな時、この沖田指令(当時)の「明日の為に今日の屈辱に耐えるんだ」というスピリッツが、小学生の頃の強烈な印象で、その言葉を忘れていても、その言葉が生きていたと思うのです。
これにラッシャー木村さんの「耐えて、燃えろ!」は今日の不遇に腐る事なく、明日を、明日の成功を信じて頑張れ、今日を越えてゆけ…と私を支えてくれた時期もありました。

そして、信じた道を進めば、道が拓けると思ったシーンがあります。
さらば宇宙戦艦ヤマトで、ヤマトを超える戦艦として新造されたアンドロメダが白色彗星の前には無力に終わります。
地球人類が絶望していると、小さな子供がその父親に語りかけます。
「ねぇ、ヤマトはどうしたの?ヤマトがくればあんなのやっつけてくれるよね?」
この子供の言葉に周囲の人たちが、ヤマトの戦いを思い出し、ヤマトはどうした?ヤマト…なんてシュプレヒコールになって行きます。
信じた道を進んだヤマトは、その前に反逆罪として、地球連邦から訴追されていたのです。

さて、熱が入ってきてしまいましたが、あとふたつだけ。

ひとつは、男の生き様です。
さらば宇宙戦艦ヤマトで八方ふさがりとなった主人公の古代進が沖田艦長のレリーフに語りかけると沖田艦長が答えます。

「お前にはまだ武器が残っているじゃないか。戦うための武器が」

「教えてください沖田さん。どこにあるんです?何が武器なんです?」

「命だよ。人間の命だけが邪悪な暴力に立ち向かえる最後の武器だ。素手でどうやって勝てる?死んでしまって何になる? 誰もがそう考えるだろう。わしもそう思う。だが古代、男はそういうときでも立ち向かって行かねばならないときがある。また、そうしてこそ初めて不可能が可能になってくるんだ。古代、お前はまだ生きている。生きているじゃないか。ヤマトの命を生かすのがお前の使命なんだ。命ある限り戦え!わかるな。」

映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」より

生きている。
その事の素晴らしさを思います。
諦める事なく、命ある限り生きる事が不可能を可能とする力を持っている事。
決して、絶望はしない事。

これが最後です。
ガミラスとの最後の戦いで、ガミラス星をほぼ崩壊させる戦いが終わった後で、古代進と森雪が話します。
あたりは戦いの後で、静まりかえっています。

「私達は、なんという事をしてしまったの?私には、もう、神様の姿が見えない」

「俺達は、小さい時から人と争って勝つ事だけを教えられて育ってきた。学校に入る時も、社会に出てからも、人と競争し、勝つ事を要求される。しかし、勝つ者がいれば負ける者もいるんだ。負けた者はどうなる?負けた者達には幸せになる権利は無いと言うのか?今日まで俺はそれを考えた事がなかった。俺は悲しい、それが悔しい!ガミラス人達は地球に移住したがっていた…この星は、既に寿命に達していたんだ。俺達は彼らを受け入れるべきだったのだ…それなのに…戦ってしまった。我々がしなければならなかったのは、戦うことではない。愛しあうことだったんだ!勝利か…クソでも食らえ!」

映画「宇宙戦艦ヤマト」より

勝つ者がいれば、負けるものがいる。
そして、誰もしあわせに生きたいと願う心。

今年、宇宙戦艦ヤマトは復活篇が映画とし公開されました。
http://yamato2009.jp/index.html
映画は見る機会を逸しましたが、ホームページで見た予告編は何度か繰り返し見てしまいました。
「人類最後の希望」なんて言葉に第1作の宇宙戦艦ヤマトを思います。
CGも使用しているのか、そのグレードが上がったヤマトは更に美しくなっていました。
特に氷を蹴散らし、発進する姿はやっぱり美しいです。

今年はヤマトYearと言われているとの事。
木村拓哉さん主演のspace battle ship ヤマトの公開が間近ですね。
http://yamato-movie.net/index.html
ヤマトはいろいろな人の思い入れがある作品なので、製作は大変だったと思います。
こちらは映画館で見たいなぁと考えています。

わが青春の宇宙戦艦ヤマト。

去る11月7日に宇宙戦艦ヤマトの映画プロデューサーであった西崎義展氏が、海の事故でお亡くなりになったとの事。
ご冥福をお祈り致します。

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