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2013年4月 7日 (日)

冬の終わりに風が吹いた

映画「ジュリエットからの手紙(原題:Letters to Juliet)」のストーリに関連する記述があります。

冬の終わりに風が吹いた
妙に暖かくて泣きそうになった
あなたの笑顔が
いつでも僕の励みだった
その温もりを その輝きを
どれほど心に繋いで
今を生きてるだろうか

夢の蕾 / レミオロメン

私はこの歌の最初のこのフレーズが大好きです。
長く辛い日々が終わるような感じを、私はとてもこの曲から感じ取るのです。

冬の終わりにとても暖かい風が吹く…

新しい毎日が始まるような、そんな希望に満ちている気がするのです。
長い冬の終わりを、人生の辛い日々の終わりを思います。
辛い日々のトンネルを抜けたら、そこには素晴らしい青空があったような…そんな思いがあるのです。
空はどこまでも美しく、何も遮るものが無いような。

勘違いの様な暖かい日
公園の木々も空へ伸びている
あなたとこうして
日だまりの中 手を繋いで
上手くいかない日もあるけれど
わずかな木漏れ日の中にも
同じ太陽感じられる

夢の蕾 / レミオロメン

大切な人がいて、上手くいかない日々があっても、もう辛い日々に、その思いに戻る日はない事。
かつての同じシチュエーションであっても、過去の辛い日々に思ったと同じ思いにはならない。
そんな強さと生きる希望を感じるのです。

愛する人 あなたの
幸せを守りたい
強く優しく本当の夢はいつも
あなたの笑顔の中にある

夢の蕾 / レミオロメン

この人だ…と思っても上手くゆかない事は多々あります。
我々は同じ失敗は繰り返したくないと思うのに、でも同じ事を繰り返してしまいます。
その度に傷つけてしまう事もあるし、傷ついてしまう事もあります。
もう、金輪際こんな思いは嫌だと思う日々があります。
自分の何がいけなかったのだろう…と自問を繰り返す日々。
あの事がいけなかったのだろうか…と後悔を繰り返す日々。

でも、どこかで、いつか、そんな日々が終わると信じていたい気持ちも必ずどこかにあります。
その時は世界の全てが終わる様な気持ちになるけれど。
ノストラダムス(古い?)も、マヤの暦の破滅もどうぞ、その通りにやって頂戴なんて…ね。

しかし、私たちが地球上のいかなる生物とも異なるのは、未来を予測する事が出来る事です。
人の次に知能が高いチンパンジーでも、目の前のバナナと明日のバナナには思いが及ばないのです。
それゆえに苦しい事もたくさんありますが、でも、明日を迎えたいと思う気持ちがどこかにあります。
明日、私たちはしあわせになりたいと思う心があります。

映画「ジュリエットからの手紙(原題:Letters to Juliet)」の中にこんなセリフがあります。

Dear Claire

'What' and ‘if’ two words as nonthreatening as words come.
But put them together side-by-side and they have the power to haunt you for the rest of your life
What if?'..."

"I don't know how your story ended.
But I know that if what you felt then was love - true love - then it's never too late.
If it was true then it why wouldn't it be true now?
You need only the courage to follow your heart..."

"I don't know what a love like that feels like... a love to leave loved ones for, a love to cross oceans for... but I'd like to believe if I ever felt it.
I'd have the courage to seize it.
I hope you had the courage to seize it, Claire.
And if you didn't, I hope one day that you will."
all my heart Juliet

親愛なるクレア

「もし」と「あの」はそれぞれごく普通の言葉にすぎません。
でもその2つを合わせるとあなたを一生苦しめる力を持つのです。
「もし あの時」

物語の結末はわからない。
でもかつて真実と感じた愛なら、遅すぎることはありません。
かつて真実なら今も真実のはず。
少しの勇気を持ち、あなたの心に従って。

ジュリエットの愛をどうたとえれば…親しい者を捨てる愛、荒海をも越える愛、私もいつかそのような愛を感じたら、つかみ取る勇気を持ちたい。
クレア あの時は無理でも、いつか勇気を持てることを信じます。
愛をこめて ジュリエット

*和訳は映画の日本語字幕を引用しています。

映画も大変素敵なストリーに出来上がっています。
是非、ご覧になって頂ければと思います。
45歳のおじさんが語るには、映画の内容から違和感もおありと思いますが、これは誰かを心に思った事がある人であれば、誰にでも思うところにある映画ですよ。
だれも、後悔を繰り返した日々があり、人を恋いうる気持ちに苦しむ事があり、でも、自らの恋の最後の勝利を信じる気持ちに疑いが無い事である事。
今、辛い境遇にあるのならば、きっと自分もしあわせになれると思える映画ですよ。
…おじさん、この手の長い間の想いみたいなストリーにはめっぽう弱い方です。

雪をかぶった夢でも
あなたへと続いていく
この道を歩いて行こうと思うよ
見失わぬように
すれ違い 抱き合い
雪が降り 春を待った
今なら分かる本当の夢はいつも
愛する人の笑顔の中

夢の蕾 / レミオロメン

映画「ジュリエットからの手紙(原題:Letters to Juliet)」のアマンダ・セイフライドはとっても可愛いです。
加えて、ヴァネッサ・レッドグレーヴの演技は映画にとても深みを持たせていると思います。

http://youtu.be/Wdy8YXkscpQ

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