世界中で彼が歌っている You Are Not Alone
辛くて苦しい時。
哀しくて、さびしくて、絶望が渦巻く時。
どんな言葉でも意味がない。
今、目の前にあるこの気持ちや不安を解決するのに、言葉などただ虚しい時。
言葉より近くに暖かい手があると、どうしてもそこへ手をのばしたくなる時。
でも、歯を食いしばって、それを我慢しなければならない時があります。
それでも、そんな時でも、どんなに言葉が虚しい時でも、言葉がふと心を軽くしてくれる事があります。
それは、その言葉は同じ哀しみを知り、その哀しみを乗り越えた人から発せられる言葉です。
あなたのその哀しみが理解できる、私も知っている、私もそれを乗り越えてきたのだ。
そんな人から、発せられる言葉は、孤独から自分ひとりではないと思える気持ちを喚起し、勇気がわいてきます。
今、この瞬間も同じ哀しみや苦しみを持つ人が、必死にその中でもがいている、がんばっていると思える時の心強さ。
That you are not aloneI am here with you
Though you're far away
I am here to stay
You are not alone
I am here with you
Though we're far apart
You're always in my heart
But you are not aloneFor you are not alone...(Not alone, oh~)
You are not alone, you are not alone, say it again
You are not alone, you are not alone, not alone, not alone
You just reach out for me, girl . In the morning, in the evening
Not alone, not alone, you and me, not alone
Together, together
Can’t stop being alone….You Are Not Alone / Michael Jackson
この曲を知ったのはアルバム「NUMBER ONES」を手に入れてからでした。
このアルバムに入っているバージョンは前奏無しのやさしい歌声から始まります。
アルバム「BAD」の中にある「Man In The Mirror」での最初のさびしいつぶやきから、売れっ子も大変なんだぁなんて思っていました。
その後のスキャンダルは目に留めたりはしたものの、それほどの関心はなかったのです。
「Off The Wall」「Thriller」も「BAD」もレコードの時代。
当時、ヘビィメタルキッズだった私は友達からレコードを借りてコピーしました。
最近になって「NUMBER ONES」はお買い得なアルバムだと思って手に入れたのです。
いろいろ辛い目にもあったであろうに、「あなたはひとりじゃない」「私はあなといつもいる」なんて他人を気遣うのは、同じかそれ以上の哀しみがあったから。
他人事ではなく、自分自身に、自分自身を励ます為に歌っていたのではないだろうか。
この「You Are Not Alone」のやさしい歌声に、やさしいメロディーと、やさしい歌詞。
言葉が意味を持たない絶望の中にいる時、この歌声は、歌詞は、言霊を持って心に沁みてくるのです。
人の哀しみを知る人のみが知る、やさしさと強さの言葉。
マイケル・ジャクソンの訃報はとても残念でした。
でも今、きっと世界中でMichael Jacksonの歌声が、メロディーが響いている。
彼の歌声が人の心を通じて、世界中を駆け巡っている。
彼が世界中で歌っている。
You Are Not Alone
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