風のガーデンより「人の為にやるという事が、自分を支えている」
普段はスケジュールの確保は殆ど出来ず、連続のテレビドラマは見る事が出来ません。
職種からなかなか自分の都合通りゆかず、決まった時間…は難しいです。
しかし、「風のガーデン」だけは脚本が倉本聰さんである事から、必ずパソコンで録画しています。
倉本聰さん脚本のドラマを見るのは「北の国」から以来です。
PSPで見れるように変換し、出張中の飛行機や新幹線の移動時間に見ています。
私のPSPはゲーム機ではありません。
見ている時は時間を忘れてしまいます。
集中していると言うか、のめりこんでいると言うか。
脚本が素晴らしい事は勿論、一流の俳優や女優さんの演技が秀逸で素晴らしい。
中井貴一さんと奥田英二さんとの二人の場面などは、演技に見えないぐらい。
今週の放送分は宿泊しているホテルで見ました。
ソファーに座って身じろぎもせず、じーっと見ていました。
先週の放送で中井貴一さん役の医師が、奥田英二さん役の患者さんに言った一言。
「人の為にやるという事が、自分を支えている」
これにはグッときました。
琴線に触れました。
人間にとって一番辛いものは貧しさや病気ではなく、それら貧しさや病気が生む孤独と絶望のほうだと知っておられたのである。
イエスは群衆の求める奇跡を行えなかった。
湖畔の村々で彼は人々に見棄てられた熱病患者のそばにつきそい、その汗をぬぐわれ、子を失った母親の手を、一夜じっと握っておられたが、奇跡などはできなかった。
そのためにやがて群衆は彼を「無力な男」と呼び、湖畔から去ることを要求した。
だが、イエスがこれら不幸な人々に見つけた最大の不幸は、彼等を愛する者がいないことだった。
彼等の不幸の中核には愛してもらえぬ惨めな孤独感と絶望が何時もどす黒く巣くっていた。
必要なのは「愛」であって病気を治す「奇跡」ではなかった。
人間は永遠の同伴者を必要としていることをイエスは知っておられた。
自分の悲しみや苦しみをわかち合い、共に泪をながしてくれる母のような同伴者を必要としている。
イエスの生涯 遠藤周作
私はキリスト者ではありませんが、この本に出逢えた事。
そして、この言葉に多くの場面で励まされました。
この言葉はきっと偉い神様の言葉としてではなく、人間の言葉として心に入ってきました。
学生時代に大学の近くの書店で、理由もなく手にとって購入したのです。
この中には心にある表現できない気持ちを表現する言葉を与えてもくれました。
それは長いトンネルを抜け出た私の心にしみこむ、美しい水でした。
「人の為にやるという事が、自分を支えている」
人の哀しみを知り、それを自分の力に変える事ができる強い人。
そして、やさしい人だけが、こういう言葉を話せると思うのです。
しばらく「風のガーデン」には夢中です。
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コメント
私も、見ています。
やわらかな空気感が好きです。
最近、友人が病気で入院していました。
何でも話しあえてた友達なのに、
それを知ったのは、入院してから4ヶ月も後のことでした。
子供の多い私を気遣ったのか、
彼女の気持の問題なのか、
未だ、会えていないのでわかりません。
でも、私に連絡してこなっかった、とか、
私も、会いたい、なんてことはこれっぽちも思いません。
ただ、思うのは、願うのは、
彼女が孤独を感じないでいてほしいということ。
支えになってくれ、話しを聞いてくれる人が、そばにいるようにと。
希望の光が、孤独感に消されてしまわぬようにと。
なんだか、記事を読んでいてかいてしまいました。
長くて、重たくてすみません。
今度は、楽しいコメントしますね。
投稿: mina | 2008年11月 7日 (金) 23時40分
minaさん コメントありがとうございます。
返信が遅くなり、すみません。
いつもありがとうございます。
大切な友達だから、大切だからこそ伝えられない事もあるかもしれません…って気持ちも私はします。
このドラマの中井貴一さんの役柄である主人公もやはり、なかなか自分では言い出せないですものね。
いつも元気で明るいminaさんを心に思うだけで、お友達は勇気づけられているのかもしれません。
そんなあなたに、悲しい顔をされる事が一番お友達には、もしかしたら辛い事なのかもしれません。
お手紙でそっと、「元気に再会できる日を楽しみにしている」と伝えるだけで、きっとお友達は大きな力と勇気を受け取るのではないでしょうか。
minaさんとお友達の事をよくわからずに、書いています。あさっての方向の話になっていない事を祈ります。
投稿: ケンシロウ | 2008年11月11日 (火) 23時42分